『おちゃのじかんに きた とら』
ジュディス・カー 作
晴海耕平 訳
童話館(1994)
ある日、ソフィーとお母さんが台所でお茶の時間にしようとしていると、突然、玄関のベルが鳴り、なんと大きなとらがやってきました。
「ごめんください。ぼく、とてもおなかがすいているんです。お茶の時間にご一緒させていただけませんか?」ととらが礼儀正しくお願いすると、「もちろんいいですよ」とお母さん。
こうして、ソフィーたちはとらと一緒にお茶を飲むことになります。
とらは家中のものを食べてにこにこで帰っていきます。そこへお父さんが仕事から帰ってきます。ふたりがあったことを全部話すと、お父さんは、レストランに行こうと提案します。帰りにとらがまた来てもいいようにタイガーフードの缶詰も買って帰るのですが、それ以来、とらは現れなかったというおはなし。
この非日常的な出来事が子供心をつかんではなしません。異常なのに平常なところが大人までもとりこにします。
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ジュディス・カー
著名なドイツ・ベルリン生まれ。
人作家の娘として生まれた。ナチスの手を逃れて1933年にドイツを離れ、スイス等を経てイギリスに移る。著書に「ヒトラーにぬすまれたももいろうさぎ」「もう一羽のがちょう 」 等。
コメント (1)
もしも自分の家に大きなとらが突然お茶にやってきたら・・・・。想像しただけで、わくわくします。
最後にレストランに向かう3人と一緒に、通りに1匹のトラネコが描かれており、それを見つけた息子などは、「これはさっき来たとらの子どもで、家中の物を食べてしまって困ってないか見ておいでって言われて、こっそりソフィーたちを見にきたんじゃない?」と言っていました。
作者が意図したことかどうかはわかりませんが、絵本の中には想像力をかきたてるワクワクの種がいっぱいのようです。
投稿者: moritomo | 2006年01月22日 17:25
日時: 2006年01月22日 17:25